林檎熱

2003年4月30日 ダレカヘ
 「貴女は椎名林檎が好きなのであろう。」
 偶にそう決め付けられます。
 旧字体で書き綴っていたら何でも椎名林檎のファンにされてしまうのでしょうか。

 僕は椎名林檎を嫌いではありません。でも、熱烈なファンでもありません。
 僕には彼女の書く詞は全て誰かの廉価版に見えてしまうのです。
 全てが僕が好きで好きで溜まら無い別の詩人のものの安っぽい類似品に思えてしまうのです。

 だけれど、今迄僕は己がこう想っていた事を誰にも云いはしませんでした。
 余りに僕の周りに椎名林檎を信仰する者が増えてしまい異を唱える口は閉ざされてしまったから。

 そして僕は埋没した儘、違うともそうだとも云えない儘、決め付けに対して曖昧に微笑み続けるのです。今も之からも。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索