スガシカオの『アシンメトリー』の「君の涙の色はきっとにぶいぼくには見えやしないから」が何度聴いても僕の耳には「憎い僕には見えやしないから」と聴こえる。
 如何してそう聴こえてしまうのだろうかと考え込み、何時もの堂々巡りに至った。
 君の不安も痛みも僕は見ぬ振り、僕の逡巡も疑心も君は見無い振り。詮索すべきでは無いのだ。

 気を紛らわす爲に何か聴こうと思えば無意識の内に華原朋美の『あきらめましょう』を選んで歌詞を追う内亦堂々巡りに陥る。
 すっきりさっぱりとサバサバした風を見せて周囲を謀ろうかなんて一寸思ってしまいそうになる。

 未来が遠くからでは無く直ぐ近くから僕に押し寄せる重く鈍い圧迫を感じている。
 押し寄せるのは未来だけで無く、過去の方が大きいのだが。

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